まだ短い期間ですが、少なからずの患者さん、ご家族、ご親族との出会いがありました。
ご高齢でご家族の暖かい支援のなかで自宅療養をなさっている方、入院しての治療よりもご自宅での療養を強く希望して退院され在宅診療を受けていらっしゃる方、末期のがんでご自宅での療養を強く希望された方等がいらっしゃいます。
患者さんにはそれぞれに家族構成や社会背景が異なり、それぞれの患者さんにどのように対応して、より良い医療を提供していくか日々勉強の毎日です。そして、多くのことを学ばせて頂いています。
クリニック(診療所)と訪問看護ステーション、そして場合によっては訪問介護事業所とのチームワークですばらしい診療が出来ることがわかりました。共通して言えることはご自宅に帰られてから食欲が増した、元気が出たとのご発言を多く聞くことです。病院としての制約の中よりもご自宅の方が元気が出るのは当然でしょう。
最後は立派に安らかに天寿を全うされた方もありました。訪問、在宅診療をやっていて、お役に立てたのではないかと思っています。
これからもさまざまな患者さんとの邂逅があると思います。少しでも皆様のお役に立てるよう日々精進したいと思っています。