ぼくは戦争は大きらい
やなせたかしの平和への思い
やなせたかし 著者:発売 小学館
あのいたましい戦争から80年、決して忘れてはならない出来事です。この種の書籍は厳しい現実を書いたものが多いですが、本書はやなせたかし流の表現で言葉の奥に深い意味を含んでいると感じました。字も大きく読み易い記述で一気に読み上げました。 やなせたかしは序文の中でこの様に語っています。
この本は、ぼくの戦争体験を綴ったものです。
自伝などの中で簡単に戦争のことをお話ししたことはありましたが、戦争体験だけをまとめて話すのは、これが初めてです。(中略) 激戦地で大変な思いをした皆さんからすれば、「なんだ、本当の戦争はこんなもんじゃなかった」とおしかりを受けるかもしれません。でも、ぼく自身の戦争体験、軍隊体験を語ることで、過去の戦争のことが皆さんの記憶に少しでも残ればいい、と思います。
鶴屋百貨店書籍部で求めました。990円です(税込み)