黒井千次 著
老いの深み
中公新書
「老い」は変化し、成長する
「老い」という言葉からは遠ざかりたい思いがありましたが「深み」という表現にひかれて手に取りました。休業前の長崎次郎所書店で求めた1冊です。 著者は本年5月で92才です。73才の時に読売新聞夕刊に月1回「現代の老い」について考える文章を掲載して20年、これまで「老いのかたち」、「老いの味わい」、「老いのゆくえ」、そして今回の「老いの深み」で4冊刊行されたのだそうです。 2024年5月25日発行ですから、まだホヤホヤです。 文章は平易で、自然であり、納得します。肩の力がとれてホッコリ感が残ります。読んで得します。 ちなみに著者は文化功労者、有名人です。私は初めて知りました。